えー、昨日からひときわ大きな波に襲われて、すっかり気分はマイナス思考の鴫野です。
今日も体調…というか気分はよろしくありません。風邪ひいてたんですが、あっちはかな~りましになったんですよ。でもココロが駄目になっちゃってるときは、身体もだるくて熱っぽいんだね。熱っぽくて頭がぼうっとするので体温計を取り出したら、思い切り平熱35.8℃で「・・・・・・・・・」ってなった鴫野です。
昨日ね。
部活の新歓コンパでした。
新入生がたくさん入ったねーよしよし今日は先輩のお酌でガンガン飲みたまえベイベーみたいなノリで、まあとにかく新入生には飲ませるわけです。
しかし鴫野は、服用している薬がアルコールと相互作用しちゃうので「お酒は飲まないでくださいね
」と薬局で言われております。薬が云々という話をするのはあまりに面倒くさいので、「ドクターストップです」と言っております。はぁ、ドクターストップなんてどういう病気やねんっ!とつっこまれてから、いやね飲んでる薬がアルコールと相性悪いからダメなんです~と説明してるわけですけれども。
長々と語りましたが、とにかく
鴫野はお酒が飲めません。というか、飲みません(炭酸嫌いだからビール飲まなくていいのは嬉しいけれど)
んでもって、鴫野はいまいち人とベタベタするのは好きじゃありません。なんかねー、人との距離が近いってのは疲れるんですよ。当然電車でも居酒屋でも
キープするのは端っこの席でございます。
想像してください。
引っ込み思案で臆病なために自分からは話に入っていけなくてお酒も飲めない女の子がテーブルの端っこにぽつねんと座っているのですよ。
それで本当に楽しいのか?自分でも疑問です。
そして。
まあうちの部活は男女比でいくと男子が圧倒的に多いです。
鴫野の周囲は男性で固められました。そのうちに、隣に座ってた新入生が、コールをかけられてお手洗いに駆け込んで(←うちの部では日常茶飯事なんだが、やはり惨いな、と思う)、周囲は先輩ばかりになりました。しかも4回生です。最高学年です。あわわ、鴫野ちゃんますます小さくなっちゃう。
そんなわけでカチンコチンになってひたすらウーロン茶を飲んでいた鴫野でございますけれども。
そのうちにですねー。
ナナメ向かいに座っていた4回生の先輩①が彼女にフられた話をしだしたのですよ。お酒の場ではよくあることです。
そして体育会系のノリで、先輩①は全員の前で立ち上がり、
「オスッ!俺、付き合ってた彼女と別れました!キスもしませんでした!」
と…。
大告白のあと、正直キツいわ俺。うんうん、今日はもう飲もうや。女なんてサ。わかってないねーみたいな、ドラマにも出てきそうな話で、4回生の先輩方が①先輩を慰めておったのです。
とりあえず鴫野も話を聞いておりますと…鴫野の正面に座っていた先輩②が
「鴫野、男同士の話だから聞かんといてくれるか。こいつ傷心やねん。分かってやってくれ」
とおっしゃるのですよ。
はいわかりました。
鴫野は自分で言うのもナンですが従順ですから、話を聞かないようにしたのです。
そのときでした。
もう物凄い波がどかーんと襲ってきたのであります。
完全に発作です。
勝手に不安発作と呼んでおりますが、これが来ると不安でたまらなくなり、なんか自分が発狂しそうな気すらしてきて、自己否定と希死念慮の渦巻く中でどんどんマイナス思考に落ち込んでいくという恐ろしい発作です。
まあ、今週はいろいろとあったわけでして…そうね、男と女なんて所詮は他人よ。例えばうちのオカンなんか、例の件を全然気にしてないもんね。オカンの強がりではなく、すでに愛想を尽かして別れた男が死のうが生きようがどうでもいいらしいです。
なんてぐだぐだな世界なんでしょう。ふっ。そうやって他人でいられる連中は幸せだわね。こっちは他人になりたくても他人になれないのよっ!
みたいな思考に陥ってしまったのです。
で。単にマイナス思考になるだけならよかったんですが、何せ1週間分溜まりに溜まってまして、発作により増幅された分も含めて気が昂ぶっちゃったのですね。
鴫野、ついに切れました。
手を挙げて
「せんぱい、男と女のことに関して言いたいことがあります!言って泣いてもいいですか!」
と言い、よし言ってみろ鴫野~と言われたところで
「親父が、死にました!」
と……。
その場の空気が一瞬にして凍りつきました。
もう鴫野止まりません。涙も止まりません。最初に言いましたが
素面です。酔ってないのにこの取り乱し方は、自分でもおかしいと思うんですがキレてるもので抑制がきかないわけです。周囲に後輩である1回生がいれば、先輩としてのメンツもありますからこういう話はしませんが、なにせ今の今まで4回生が失恋談義をしていたのです。先輩ばかりです。
「それがわかったのは、死んでから1年経った今週です!
わたしは、親父に棄てられました!」
言ったらあっさり涙も止まるかと思ったら、止まらないのです。
堰を切ったように泣き出した後輩を前に、先輩方は皆様唖然です。
「ま、まあ人にはそれぞれあるからね」
とおっしゃる先輩に対して、あとはひたすらすいませんすいませんすいません空気壊してすいませんと謝り通しでした。
いやほんと。
生きててすいません。
でもねー。
嬉しかったのは、誰も「もう泣くな」とは言われなかったんですよ。
「ここは、そういうことを吐き出す場だから、吐き出して泣いた分だけウーロン茶飲め。飯も食え」
って言ってくれて。
ちょっと救われた。
あと、「可哀想に」とは誰も言わなくて、それもよかった。
言われたらものすごく傷ついたと思います。
つかず離れずのところで後輩を見守る先輩方も、やっぱりそれぞれ、色々あったんでしょうね。
で、そんな状態で帰りたくなかったので二次会まで行って、12時半に帰宅したら力尽きてシャワーも浴びずに横になったんですが、そしたらまた涙が止まらなくなりました。
1人になったら、今度は希死念慮が強くなっちゃって。
ああ、完全に症状が出てるなあとか思いながら、ひたすら部屋に篭ってしくしくやっていたのですよ。
なんかね。
ずっと、あの男に対して抱いていた腹立ちとか、父親がいないということを必要以上に負い目に感じていた理由が分かった気がします。
自分は父親には愛されなかった。愛するに足りない存在だと無意識に思っていたのでしょう。追い討ちをかけるように、保育園ではませた同級生の下僕として扱われ(私はかなりおぼこくてぼーっとした子供だったので、ませたお子様にとっては格好のパシりの対象でした)、小学校ではキモいと苛められ、中学はよかったのですが高校では成績が悪くて劣等感に苛まれ、挙句そう好きでもなかったがなんとなくつるんでいた同級生♀に酷く侮辱されて人間不信に陥り、そこまでくれば愛情なんてものが信じられなくなっても仕方ないじゃないの。
今回は母親の前でも遠慮して泣けませんでしたし、他人を信用はしても、完全に信頼はできない性格なんだなあとつくづく思います。
私はヌイグルミとか、そういう「モノ」を大事にする子供でしたけれど、モノは裏切らないから好きなのかもしれません。
そこまで思考がめぐったところで、なんかこれ以上考えていても疲れるので、デパス飲んで寝ることにしました。
そこまで昨日泣いたのに、今日もふとしたときに涙が出るわ無気力になるわ希死念慮は相変わらずだわで、神経が脆弱になってるのかしらと思うんですけれど、考えてみれば鬱の症状じゃねえかよ。これは。
というわけで、いまひとつ気分はすぐれませんです。はい。
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