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不毛地帯放送前祭 その6

2009-06-06 00:48


さすがの壱岐さんもついにキレる。


狭心症の里井副社長のことを思ってイロイロとフォローにまわる壱岐さんですが、里井さんにしてみれば「壱岐に借りを作るなんてとんでもない!」ということで、むしろ壱岐が自分を追い落とそうとしているとすら思い込んでしまう。一種の被害妄想のような気もする。
で、壱岐が世話を焼くたびに「ボクをそんなに病人にしたいのかねぇ」なんて嫌味を言うものだから、最後には壱岐も突き放したように「ご随意に」と言ってしまう。

まあねえ…嫌いな人間に世話を焼かれるのは屈辱ですから、まあ里井さんは人間味があるっちゃありますが…それでも、ちょっと露骨過ぎますね。
もう、このあたり(3巻の3分の1くらいのところ)の壱岐VS里井は、はっきり言って子供の喧嘩っぽい、というか、里井君が子供っぽいです(ア、言っちゃった)

黙ってたらダンディなんだから黙っとけよ、と思うんですが、そんな余裕はないのでしょうね。



ところで。
ついに里井君に愛想を尽かした壱岐さんですが…「冷めた目つきで突き放すように言った」とありますが、どうしても私の脳内では仲代達矢氏が表情を変えずにさらっと言ってのけるのですよ。恐るべし、映画のキャスティング。完全に刷り込まれてますね。
仲代氏といえば金環蝕という映画(不毛地帯と同じヤマサツ監督)で、何を考えてるか分からないようなボーっとした表情で、政界のドロドロの中を見事に乗り切っていく割かし冷酷な官房長官役が思い浮かぶのですが、壱岐はそれに通じるような気がします。
というか、ああいう無表情な役やらせたらピカイチだと思うよ!
多分、私が壱岐に対して感じる残酷さは、仲代さんだからこそだと思う。


…なんて、仲代・壱岐を褒めちぎってますが…フジのドラマで唐沢さんは、この壱岐をどう表現してくれるのでしょう。楽しみです。むしろ、仲代・壱岐とは全く違った壱岐を作って欲しいなあと思ってます。


ところで、鮫島さんは誰なんですか。
そろそろ白状してくれよ、フジ。気になりすぎて実験が手につかないじゃあないか。


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眠剤デパスのジレンマ

2009-06-04 19:11

例によって黄体期、体調のすぐれない鴫野です。

…別に卵胞期でも睡眠障害(少なくとも過眠の症状は常にあるので、あえてこう言う)に悩まされてるわけで、黄体期に入ったから睡眠がおかしいってわけじゃないと思うんですが…ただでさえ身体も思考も疲れきってるのに、そこへきて睡眠障害となると…もう辛いすね。身体が言うこと聞かないというか。


ここんとこ、何日続いてるかは数えてませんが、寝付きがすごく悪いです。一種の不眠症?
寝る前にデパス0.5mg1錠を飲むわけですが、これが効かないの。目が冴えまくって、いま寝なきゃ翌日辛いと思いながらも眠れない、みたいな。仕方がないから2錠飲むようにしたんですが…辛いね。

確かに寝付きは、よくはないけど1錠のときより改善された。しかし。翌日に残るんだコレが。
調べると、短期作用型の安定剤デパスの効果の持続時間は約6時間、寝るのが1時で起きるのは7時前、まあ睡眠時間に一致してますわな。

そこ、寝るのが遅いとか言わない。通学に1時間半、カテキョのある日は帰宅は10時半、そこから風呂入って11時、メールチェックしてブログ書いてちょっとばかりネット巡回したら1時になるんだ。せめてネットの世界で息を抜かないと、息が詰まって窒息死しそう。息抜きは大事ですよホント。

いや、それでだ。
デパスの効果は6時間だから、理論上は翌日に残らないはず。でも、なぜか残る。朝にリーゼ(デパスと同系統の安定剤だが、デパスより作用は弱い)飲んでるのですが、まさかリーゼと協調してる?と勘ぐりたくなるくらい残る。


夜デパス1錠、朝リーゼなし…午前中の眠気はまだまし。11時過ぎからうとうとする程度だが、むしろ不安発作のほうが辛い

夜デパス1錠、朝リーゼあり…電車の中では絶対に寝る。たまに乗り過ごす。でも動いていると、意識は保てる

夜デパス2錠、朝リーゼなし…眠気はひどくないが、ボーッとして、いまひとつ考えが回らない。10時頃からうとうとする。

夜デパス2錠、朝リーゼあり…ボーッとする。歩いてても半分意識はないこともあり、何かにぶつかる。座ると確実に寝る。


ちなみにリーゼは、三環系のプロチアデンとセットで服用してるので、もしかしたらプロチアデンも一緒に何かしてるかもしれない。

とにかくですね、夜に2錠飲むと辛いわけですが、だからって1錠にしておくと、眠れなくて辛い。もとが過眠気味なので、
夜眠れない→昼眠る
という図式が完成してしまい、昼夜逆転、なんてことにもなりかねない。

というか、鬱に伴う不眠と、それに伴う日中の眠気は、夜に睡眠薬を飲んで無理にでも眠ることで改善されるって、論文に書いてたよ!


そんなわけで、眠れない辛さと眠い辛さの両方からいたぶられ、なんかもう疲労感たっぷりな今日この頃ですが、やっぱり夜にデパスを1つにするか2つにするかで悩みます。

研究室生活してるとなあ…朝にミーティングがあるから、私だって眠りたくないんだよ。好きで寝てるわけじゃない。



睡眠の悩みは尽きませんね。
そして、寝たあとはひたすら自己嫌悪に落ち込んで、無気力になるという悪循環。


 

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その眠気、怠けか症状か

2009-06-02 14:12

ここのところ症状が安定していると思ったら急に落ち込んだり、相変わらず浮き沈みしている鴫野です。
前回のメンスから2週間、多分黄体期に突入しちゃったせいもあると思うんですが…どうもね。
というか、「元気になった」と記事に書いたら、近いうちに気分が落ちていく気がします。なぜだ。


さて。
大学のパソコンって電子ジャーナルにアクセスできるんですよねー。実験の合間にちまちまと趣味っぽい調べ物をしていて、少しばかり興味深いレビューを見つけました。不眠とうつ病に関するレビューなんですが、「夜よく眠れず、したがって昼間に眠くなる」という記述があって、うーん、私ってどうなんだろうと思ってみたり。

確かに寝つきはすごく悪いです。昼間にデパス(エチゾラム)錠1つ飲もうものなら、数十分たった頃からほわ~んとしだして、数時間は使い物にならないくらいボーっとしてますが、就寝前に飲んでも1時間くらい悶々と布団の上で寝返りを打つ、というのはよくある話。でも2錠飲むと微妙に翌朝がしんどいので、なるべく1錠にしてるわけですが(というか、就寝前1錠処方なんだよホントは)

ずっと自分は過眠だと思ってましたが、これはどうなんだろう…。
ちなみに一般人の睡眠時間は6~8時間が正常なんだそうですよ。私は…夜に6~8時間の睡眠をとって、なおかつ昼寝で叩き起こされなければトータル3、4時間くらい寝てます。すごく症状が辛いときは夜から12時間くらい寝て、起きて、また2時間くらい寝て、起きて、また寝て…みたいな生活もしてましたが。

こうやって数値にしてみると寝すぎのような気もしますが、寝つきは悪いわけですよ。これホント。


まあ、でもこれだけ寝てたら不眠症じゃないわな。

 

 

ところで。
レビューには非定型鬱病の過眠の話も少しだけ載ってて、不眠や過眠といった睡眠障害は『本体のうつが治っても』後に残っちゃうことが多々あるそうです。

…これは私ぢゃないんだろうか!?

 

だって…気分が回復してる!と自覚したときでさえ、日中は使い物にならないくらい居眠りが多く、研究室のセミナーでは「いつも寝てる人」と思われてます。周囲に呆れられてるのがわかるだけに、これは正直辛い。
不眠って言うと同情されますが、過眠って言うと「ハァ?そうやって怠けてるだけだろ」みたいな白い目で見られるわけだ。
落ち込んだり、希死念慮が強いときってのは、「眠気もウツの症状なんだろう」なんて思えるんですが(但し、思ったら思ったで『病気のせいにするなんて情けない』と落ち込みますが)、そういうのが薄れて気分が楽になってても眠気だけがあるときってのは、『病気にならなくても自分はダメなやつだ』と罪悪感は倍増します。

でも、レビューを読んで「ああ、あの眠気は鬱の残りカスみたいなものか」と思うと少しだけましになったような…。

まだまだ治療は途中でして、たまに「自分はもうダメだ」(←何がダメ、というわけじゃなく、漠然とダメなやつだなあって思う)こともあるんですが、じわじわ快方には向かってる。はず。
そこへきて、根強く睡眠障害だけが残ってるのをずっと気にしてたんですが、私だけじゃなかったのね。

 


レビューには、『夜の不眠と、それに伴う日中の眠気』は抗鬱薬の副作用の可能性もある、と書いてあったので、自分が飲んでる薬はどうなのか、今調べてます。なんかねー、飲むと睡眠の“質”が低下するために、より長い睡眠を必要とする薬もあるそうですよ。
…まあ薬のせいだからって言ってやめられるもんじゃないんだけどさ。SSRIとは相性悪いし。


レビューの最後に、鬱による過眠の患者に対してはモダフィニル(ナルコレプシーの治療に使われる、中枢神経興奮薬。中枢神経刺激薬とは少々違う)を使うと有効であるみたいなことが書かれてたんですが…どうかね。できれば処方してほしい気もしますが、私の主治医曰く、覚醒剤系の薬はきちんとした処方であっても危険とのこと。『眠いときには寝なさい』というのがドクターの方針のようですが…研究も本格化して、その後大学院に進んでも眠気が消えなかったら、それこそ自分は使い物にならなくなる気がする。


 

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不毛地帯放送前祭 その5

2009-05-29 22:58


第2巻終わりのほう。里井さんと壱岐の確執inオーストラリアミッション歓迎パーティ。
ますます険悪になる壱岐と里井。

このへんは映画では描かれていませんが、映画キャストで脳内再生してます。

壱岐の異例の出世に妬く里井副社長の気持ちも分かるんだけど、それにしてもちょっと子供っぽいですねー。パーティーの席で大声で壱岐のことなじるのはね…。大門社長にあとで「大声出した里井君がアホや!」と言われてますが、まさにその通りです。

…まあ、壱岐は無表情で何を考えてるか分からないくせに、やることは結構えげつないし相手を出し抜くのが得意中の得意で、しかも大門社長のお気に入りっ子ですから、そういう「読めない」ところが里井さんにしてはイラッとくるのでしょう。いつ自分が追い抜かれるかと冷や冷やしっぱなしだから、余計に。

その点鮫っちは、アクションがいちいち大きいので壱岐に出し抜かれることは多くても、上にはあまり嫌われなさそう。バリバリ仕事するから、結果出したらみんな納得してくれるというか。

壱岐はね…仕事してなさそうなのに結果出してくるから嫌われるんだよ。多分。でもその分部下には慕われてますね。なぜか。
というか、ニューヨークの塙君がなんで壱岐に心酔しちゃったのかが少々不思議な今日この頃です。うーん…バリバリ仕事しようとしないところが気に入ったのかなあ。ちょっとひねくれたところがあるから。


まあ、鮫っちは上には好かれても、部下にしてみたら「ついていけない」って思ってる人は多そうですね。人使いも荒そうだし。



 

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哀れ大腸菌の運命

2009-05-28 23:17


廃液入れ。
培養細胞の培地や、実験で使った大腸菌の残りカスはこの廃液瓶に捨てます。



昨日、大腸菌を培養しました。
でっかいフラスコに入れて、わっしわっしと一晩揺するのですが、欲しい遺伝子を「入れた」大腸菌をいきなりでっかいフラスコにいれてしまうと、うまく増えないことがあるらしい。
というわけで、最初に試験管でちょっとだけ培養して増やしてから、それをフラスコに入れて培養する、というのがいつもの流れでございます。


ところで、試験管の中には5ミリリットルの『大腸菌がたくさん入った培地』が入っていました。
指導教官曰く、「(試験管の中の)大腸菌液、1ミリだけフラスコに入れたらいいよ。フラスコに入れすぎてもよくないし」
というわけで、1ミリリットルはフラスコに入れて本培養、残り4ミリリットルは…そうです。イラナイので廃棄です。
とりあえず、廃棄方法を確認する私。

鴫野「じゃあ、残った4ミリは…」
教官「ハイターで殺してね」(ハイター…巷に溢れるあの漂白剤です)
鴫野「あ、ハイターにしますか。廃液瓶に捨てようかと思ったんですが」
教官「そうだね、廃液瓶は後でオートクレーブ(高温滅菌)かけるから、じゃあ廃液瓶に捨てて」


という流れで、廃液入れに捨てることになりました。
今すぐハイターで殺菌されるわけではなく、オートクレーブをかけられるまでしばしの猶予の与えられた大腸菌たちに、鴫野は語りかけてやりました。

「まあ、瓶にオートクレーブがかけられるまでの間、その収容所ん中でせいぜい生きるんだよ」


すると、教官はきちんとそれを聞いていまして、
「まあ、その瓶の中にはストレプトマイシンなんかの抗生物質入りの培地も入ってるから、そう長くは生きられないだろうけどねwww」


そうか。
そういや、鴫野が可愛がっている副腎の細胞・PC12の培地にも抗生物質は入れていたっけ。
金魚の水槽の水を変えるのと同じで、細胞の培地もちゃんと交換しなければいけません。
つまり、抗生物質がたんまり入った培地を、この廃液瓶にドバドバ捨てているわけで…

鴫野「じゃあ瓶に入った瞬間に大腸菌たちはサヨウナラですね」
教官「いや、でもその瓶の中には栄養満点のおいしい培地も入ってるからねえ…」
鴫野「…ということは、死ぬ前に美味しいモンを腹いっぱい食べてからサヨウナラ、ですか」
教官「ま、どっちにせよ居心地はよくないだろうけどwww」


とりあえず、廃液入れに捨てられた大腸菌たちはそう長くは生きられないわけですね教官。
でも、でっかいフラスコに入った運のいい大腸菌たちも、1晩培養された後は、DNAを取るためにぐずぐずに溶かされてしまうという無残な目にあうわけですよ。
いずれにせよ、待っている運命に変わりはない、と。

そして今日、1晩美味しい培地の中で増殖していた大腸菌たちは、見事なDNAを残して旅立っていきました。ありがとう。さようなら。



廃液瓶送りになったものと、フラスコ送りになったもの、そのどちらかが天国でどちらかが地獄、というわけではなく――
『どちらも地獄というわけか』(By財前五郎@白い巨塔平成版)




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不毛地帯放送前祭 その4

2009-05-27 01:29



原作、FX商戦編を読み終わりました。。

…うーん。
壱岐がヒドい人ですね。相変わらず。
小出君に対する扱いがね…。うーん。ああいう上司の下では働きたくないですね。
血も涙もないというか。まあ、それが壱岐さんクゥオリティなのでいいですけども。

小出君を心配してマンションに来る振りをして、実は防衛庁の芦田さんの痕跡を消したかどうか確認するところ。表情が一気に冷たくなるんですね。まあ、もともと冷たい人なので今更驚くわけじゃありませんが、それを悟った瞬間の小出君を想像すると哀れです。


ところで川又さんはロマンチストですねー。考え方がいちいち潔癖というか。でもやってることはあんまり潔癖じゃないという…。ラッキードを次期戦闘機として決定したいから、芦田さんの不正も見逃してる時点でお前も同罪だろ、とか思うんですが、その後で壱岐の家に来て、わざわざ自分のロマンを語って、絶対取り調べなんか受けたくないんだ!とか言うのね。矛盾してないか?
…壱岐の家に来た、その部分だけ読むと川又さんは立派だなー、そんな人がよく目的のためには手段を選ばないブラック商社マン壱岐と縁を切らないんだなー、とか思うんですが、全体を眺めなおすと別に不思議はなかったです。似たもの同士。

壱岐は鮫っちを「目的のためには手段を選ばない要注意なやつ」、みたいな目で見てますが、それはあんたも同じだろ、と思うわけですよ。鮫っちのほうが若干わかりやすいだけで、むしろ水面下で画策する壱岐の方が怖い。



初めて不毛地帯読んだときは『壱岐=いつも正しい人』みたいに思っちゃったんですが、3回目くらいに読むとそうじゃないことが見えてきてなかなか面白いですね。
白い巨塔は読んだ瞬間から『財前君=悪ってわけじゃない!』って思いましたが。

山崎小説は常に対照的な2人が出てきますが、だから善と悪に分かれてるのかって言われたらそうじゃなくて、そういうところがなかなか深みがあって好きです。



あれ、原作でFX戦終わったのに映画は全然進んでない…。あわわ。まあ、電車の中で読めるかどうかの違いではありますが。

 

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不毛地帯放送前祭 その3

2009-05-26 00:41

相変わらずの独断と偏見にまみれた不毛地帯祭りは続きます。


お茶漬けがよかったなーと思いながらグラタンを食べる鮫っちの図。
夜にグラタンか…胃がもったりしそうだ。
(注:映画にはこんな描写はありません)


原作2巻目。
ついに鮫っち登場しました。相変わらずかっこいいぜ。長身ってのがまたイイ。
壱岐より2、3歳年下だったのか!同い年だと思ってました。
ちなみに中の人は3歳年下なんですね。キャスティング絶妙すぎです。


…とりあえず、壱岐の小出君に対する仕打ちがなかなか酷いです。
危ない仕事は全部小出君にさせるくせに、おいしい部分は全部自分でもってっちゃってます。
小出君、フラストレーションが溜まる溜まる。
でも仕方ない。だって大本営ですから>え?


今日は映画との照らし合わせはしてません。
でもドラマ始まる前に完成させたいなあ。

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時既に遅し

2009-05-25 22:58

今日はやってしまいました…やってしまいましたよ orz
大失敗です。


今日は午前がセミナーだったので、午後から実験をしました。
今、プラスミドの調整をしておりましてですね、大腸菌からプラスミドを取り出して、濃度を測定して、今日は制限酵素で切って電気泳動をしました。
まあ、今日やったコトってのは『調整したプラスミドに、目的の遺伝子が入っているかを確認する』という作業なのです。

さて。
電気泳動をする前に、「多分電気泳動もうまくいくだろうし、これは使わないだろう」と思ったところで、大腸菌のプレートを捨ててしまったのです。


ええ、確かに電気泳動はすごくうまくいきました。
しかし、指導教官に言わせてみれば、DNAの濃度が非常に薄いので、もういちど大腸菌から取り直したほうがいいとのこと。


私「…大腸菌、さっき捨てました。」
教官「じゃあ、もう一度トランスフォーメーションからやり直しだね」



オワタ。




というか、大腸菌のプレートを捨てたのが、ついさっきっていうのがね…。
ちょうど「菌の生えたプレートをまとめて処分するよー」と言われて、さっさと出しちゃったのですよ。
1時間後にそんな悲劇が起こるとは考えもせず!


というか、教官に最初に濃度を伝えておけば、薄いってのが分かったんですが。
きょ、教官の手を煩わせたくなかったんだ…!でもそれが仇になりましたね。ぎゃふん。


そんなわけで、明日からまた大腸菌に遺伝子導入して、育てて、プラスミド精製し直します。
とりあえず、今日の制限酵素処理と電気泳動は丸々無駄に終わりました。

教官曰く。
『まあ、経験値は上がったじゃない』


ですが先生、レベルは上がっておりませんよ。



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プロフィール

HN:
鴫野
性別:
女性
職業:
学生
趣味:
映画鑑賞、読書、落書き
自己紹介:
白い巨塔の財前先生を追いかけ続ける学生。田宮二郎様ラヴ。そんなわけで、割と古い映画が好きです。時々落書きしています。カテキョのアルバイトをしています。

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