忍者ブログ

[PR]

2025-04-06 02:34

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

SSRIは本当に効くのか

2009-06-24 12:31

いま、『抗うつ薬の功罪』という本を読んでいるところです。
まだまだ初めのほうなんですが…なんかこれ読んで、SSRIに対する考え方が変わった気がします。

本文で、SSRI服用と自殺の可能性について書かれているわけですが、これは…鬱自体が希死念慮を起こさせるものであるだけに判断が難しいですね。
ただ、患者さんの中には「服用して2、3日のうちに焦燥感に駆られ、死を考えた。服用を中止するとそれは間もなく治まった」という方もおられるようで、服用している間だけそういう症状が出たのなら、やっぱり副作用の可能性は否定できません。


私は今まで、鬱と睡眠障害に関する論文、また薬の副作用に関しては、私が服用しているプロチアデン錠(ドスレピン)に関する論文ばかり読んできたわけで…そういう論文では揃って「3環系よりSSRIのほうが副作用が少なくていい」という記述があったわけですが。
確かに目に見える副作用、便秘やら口の渇きなんかは分かりやすいのですが、薬を飲んで死にたくなるかどうかってのは…ちょっと判断しづらいんじゃないかなあと思います。

 

私がデプロメール(フルボキサミン)を服用していた当時、激しい希死念慮にとりつかれていました。
でもそれが、果たしてSSRIの副作用によるものなのか、それとも自分自身の症状によるものなのか、私には今でも分かりません。1年ほどして、デプロメールは効き目が全くないのでプロチアデンに変え、希死念慮も大分薄まったと思います。でも、それは単にプロチアデンが効いたおかげで鬱そのものが快方に向かい、その結果死にたいと思わなくなったのかもしれません。SSRIを単一服用し、それを途中で打ち切った途端に希死念慮が消えるのなら分かりやすいのですが…私の場合は違うもんなあ。
分からないから、あれをSSRIのせいだとは考えていませんが、だからといってSSRIが自殺を引き起こさないとは断言できません。

 

SSRIは副作用が少ない、またOCDやパニック障害といった鬱以外の病気に対しても効き目があるらしい、という論文が出ている横で、それが自殺を引き起こさせるものだとして厚労省が警告を出していますし、SSRIと自殺に関する論文も結構出ている。まだまだ論争に決着はつかないのでしょう。

精神疾患は何が難しいって、血液検査とかレントゲンなんかで客観的に診断がつかないんですよね…。ようやく近年、脳画像解析から疾患を持った人と健常者で違いがあるらしい、ということが言われ始めていますが、それでも個々の症状は患者が自覚し、それを医師に伝えることでしか分からないのですよ。医師というか、研究者の側にしてみれば。だから精神面に現れる副作用の統計も取りにくいだろうし…大体、精神面で困ったことがあるなら、それは病気のせいだって考えたくなるじゃないですか。


もうひとつ。
難しいのは、ヒト以外の動物で希死念慮を引き起こさせるのが難しい、ということ。
動物はモノを言いませんからね、死にたいと思いながらも、本能で餌を食べるかもしれないし。昔飼ってたハムスターは命知らずと言うか、高いところから平気で飛び降りますが、あれは単に先のことを考えていないだけで、死のうとか思ってない気がする。いや、もしかすると思ってたのかもしれないけど、人間の私から見ればただの向こう見ずで終わってしまいます。
そういえば、多大なストレスに晒されたイルカが噴気孔を自ら閉じて窒息し、自殺することがある、とは聞いたことがありますが、うーん…イルカにSSRI投与とか…相手が大きいから実験しづらいだろうなあ。多分愛護問題とかで激しく叩かれると思うし。
(かーなり自分勝手だとは分かってますが、鴫野もイルカ大好きなんで、ちょっと実験動物に使うのはいたたまれない気がします。ハムスターを飼ってた人間がハツカネズミを解剖するのもなかなか勝手な話だとは思いますが。どっちもネズミだろうが)

 

それでだ。
動物実験は難しい。かといって、症例を集めようとしても、客観的なデータを得るのは難しい。病気のための希死念慮か、薬に引き起こされた衝動か、どこで線を引くのでしょう。
SSRI論争…いつか、はっきりしたデータをもって、薬が自殺を引き起こすのか否か、誰か言ってくれないかなあ…。
少しの間でも治療の上でお世話になっただけに(SSRIは何もしてくれなかったけど!)、なんだか気になっている今日この頃です。

 

そうそう。
以前の記事で何度も「プロザックはなぜ日本で認可しないのか!」と書いてましたが、やっぱり薬の安全性に問題があるからでしょうかねえ。
あと、薬そのものの安全性のほかに、リリー社が結構強引にFDAの認可をとったことも、厚労省の心象を悪くするというか…やっぱりヤバい薬なんじゃないの的な思いを、お役所が抱いても不思議はないと思います。

まあ、そもそもSSRIが効くのかって話なんですけどね。
鴫野も鬱病のセロトニン仮説を頭から信じ込んでましたが、あれってまだ証明はされてないんですよね…なんか怪しく思えてきた。
というか、セロトニン仮説が正しいなら、なんでSSRIを服用してすぐに効果が出ないんだって話になるのか。

 

 

拍手[0回]

PR

この記事にコメントする

Name
Title
Mail
URL
Comment
Pass
Pictgram
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

この記事へのトラックバック

トラックバックURL

カレンダー

03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

カウンター



ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
↑クリックしてくれると喜びます

お財布.com - 無料で手軽に貯まる魔法のお財布

プロフィール

HN:
鴫野
性別:
女性
職業:
学生
趣味:
映画鑑賞、読書、落書き
自己紹介:
白い巨塔の財前先生を追いかけ続ける学生。田宮二郎様ラヴ。そんなわけで、割と古い映画が好きです。時々落書きしています。カテキョのアルバイトをしています。

最新コメント

[11/07 なぎ]
[01/31 水色]
[04/20 kazenohara]
[04/13 kazenohara]
[11/23 angel beats!]
[10/24 職務経歴書の書き方]
[03/24 丸子]

最新トラックバック

フリーエリア

バーコード

ブログ内検索