今日、某先輩Aが飼ってた細胞に酵母と思しき真菌がコンタミしていました。
すぐさま教官が「手洗い励行!皆さんも気をつけましょう!」と言ったところ、他の細胞を飼ってる先輩方も自分の子が大丈夫かどうか、確認しにいきました。
すると。
某先輩Bの細胞たちにもコンタミしていることが発覚しました。
…これは問題です。一度に何人かの細胞にコンタミしたとなると、実験室の何かが汚染されていることになります。
共有試薬か、インキュベーターか、ピペットか…
コンタミ源もコンタミした時期も分からないのですが、教官曰く『コンタミした時期が分かったからといって、自分が犯人だったか否かが分かるだけで何にもならないでしょー』
というわけで、原因究明の前に怪しい試薬はすべて破棄することになりました。
幸い、鴫野の細胞たちは元気にすくすくと育っていたのですが…ああいう菌類は1個でも入ってくると、心地よいインキュベーターと栄養満点(ちなみにストレプトマイシンとペニシリンが培地には入っていますが、カビの類には効かないのだそうです)の培地でぬくぬく育って、顕微鏡で見えるくらいまで育っちゃうとのこと。
細胞を飼い始めて初心者の鴫野としてはすごーく心配で、できれば今日は細胞は扱いたくないと思いながら、細胞たちが増えて、お皿の中で狭そうにしているので、継代(新しいお皿何枚かに分けて撒きなおす)してあげなきゃならない今日この頃です。
…でもこれで全部のお皿にコンタミしたら嫌だなあ…。
とりあえず、共有試薬がなくなったので、自分用に試薬作って先ほど加熱滅菌してきました。
継代は、これからです。
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