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生物系学生・鴫野の日常。コメントお気軽に!あと、拍手ボタンクリックで励みになりますv
病院を変えようと思って予約を取り、今日初診で行ってきました。
…なかなかいいところでした。
診察の前にケースワーカーさんが問診を行ってくれたのですが、そこでとりあえず今までの病気の経緯を話す。1度目のエピソードが高校時代に来たのですが、「それはどうやって気づいたのですか」と訊かれて古い記憶を必死で手繰り寄せましたよ。確か、意欲が減って希死念慮が起こって成績がガタっと落ちたことだっけな。
その後、現在の大学での様子とか家族構成とかそんな話をして、しばらくたったら診察室へ。
問診表に「最終学歴」の欄があったので、浪速大学在学中、と書いたら、そこのドクターも浪速大出身で、「後輩だね」って言われました。ちなみに前に通ってたクリニックのドクターも浪速大でしたwwやけに縁があります浪速大学。
さて。肝心の診察ですが。
かれこれ鬱の治療をして2年になるわけで、その間飲んでいた薬についても尋ねられ、いっそ分からなくなったのでお薬手帳を差し出したら「うん、そのほうが早いね」って言われながら、お薬手帳を見るドクター。
で、いきなり
「今の世の中、薬に関する情報もネットとか本とかでいっぱい溢れてるから目にする機会はあると思うんだけど、今まで飲んでた薬についての知識はありますか?」
って訊かれました。「い、一応あるつもりです」と答える私。うん、とりあえずプロチアデン錠ことドスレピンについては論文まで検索した人ですし。そしたら「そう言ってもらえると、こっちも話がしやすいから」と言われました。
で、「使いたいけれど、今まで(他のクリニックで)言い出せなかった薬はある?」と訊かれたのですが、そこは別に…うーん。
「SSRIについてはちょっと効果に疑問もあって…セロトニン仮説がそもそも正しいのか、疑ってる感じです」
と言うと、
「SSRIってひとくくりにするけど、脳のどの部分にもセロトニンはあるから薬の作用部位も違うし、セロトニン仮説ってまたひとくくりにしても、セロトニンの受容体だって5種類あるし、だから一概に正しいとか間違ってるとか言えないんだよね。ただ経験則で、SSRIは2人に1人は必ず効きます。僕が思うに、パキシルかジェイゾロフトのどちらかは効くと思う」
って言われた…ナルホド!これは勉強になる。
で、一番量が少なくて済むのはパキシルで、ちなみに私が1年飲んで効かなかったデプロメールは「ぶっちゃけ、あんまり効く薬じゃないんです。効かせるにはそれなりの量が必要だけど…あんまり(量を)使ってないね」らしい。そうか、前のクリニックの処方量が少なかったのか。
「ほかに薬について不安はありますか」と訊かれ、パキシルの1錠あたりの値段が他の薬に高いんじゃないか、と尋ねると、「確かに高いですが、最少容量でとどめておけば今までと薬代はそんなに差がでないはず」らしい。
トレドミン、ジェイゾロフト、デプロメールもみんなそこそこガツンと量を入れないと効かないそうです。
く、薬のことをここまで教えてくれる先生なんて始めて見たよ!
とりあえず使ってみたい薬があるわけじゃないので、とにかく早く治せるようにお願いします、とリクエストすると、「じゃあ僕の見た感じ、症状に合いそうなやつを選びますね」
よろしくお願いします!!
他に日中の眠気が酷く、それについては前のクリニックで「寝られるなら寝たらよろしいやん」と言われたことを話すと、「そりゃ寝られたらいいけど、大学もあるんだし、眠気は困るよね」と。
それなの!ずっと求めていた言葉はそれなのよ先生!!何も覚醒剤処方しろとか言ってなかったの。ただ眠気が辛いものだって言いたかったのですよ。
あと、現在使用しているリーゼ錠については「これは頓服してもよいといわれて、大学で不安やイライラが酷くなったときに頓服しているのですが、効果がいまいちで、日に2錠も3錠も使うんです…」と言うと、「リーゼはあんまり合ってない気がするなあ」ということでリーゼさんサヨナラです。
短時間作用型のリーゼから、中時間作用型のカームダン(←ジェネリック。もとはソラナックス)に変更、と。
マイスリーも「あんまり効く薬じゃない」と言われ、「もうちょっと効果の強いものを出しますね」とハルラック(もとはハルシオン)に変更。うん、寝れないときはトコトン寝られなかったよマイスリー。デパス1mg+マイスリー5mgで、しばらく布団の中で悶々としてから寝る感じでしたもので。。
抗鬱効果が出るのは早いベタマック(もとはドグマチール)と出るのが遅いパキシルの併用で、パキシルの効果が出始めたらベタマックはサヨナラ、という治療方針になりました。
ベタマックは胃薬としても使うから食欲出ちゃうかもねー、あと女性だと月経不順になるかもしれないけど、やめたら治るから、と言われました。
高校時代はアモキサンカプセルをつかってたんですが、「何で前の病院ではアモキサン使わずにデプロメールだったの?」と訊かれ、「アモキサンは副作用が強いので、副作用がほとんど出ない、『新しい薬』なデプロメールを使いましょう、と言われました」と言ったら、「じゃあ、デプロメールが効かなくて、プロチアデン使うときにどうしてアモキサンじゃなかったの?」(注:プロチアデンとアモキサンはともに三環系抗鬱薬)と訊かれ、「そこまでは・・・・」と口ごもる私。だってプロチアデンにしましょうって言われたら従うっきゃないじゃないの。
そしたら。
「○○先生(前に通ってたクリニックのドクター)はプロチアデン好きだからねーwww」
そうなのか!?知らなかったよ。というか趣味で薬を選ぶなよwww
で、日中の眠気については「薬剤からくるものであれば、薬を変えることで調整可能です。でもプロチアデンにはそういう(眠気を催す)作用があるから、プロチアデンやめたらかなり改善されると思うよ」って…おおおお!
それ論文で読みましたよ先生!他のTCA(三環系)やSSRIに比べて眠くなりやすいって……それ聞いてちょっと嬉しかったですw
いやー、薬について詳しく説明とかしてもらえると安心しますね。その先生曰く、
「心療内科は患者との契約。医者が提示した治療方針に患者が従う必要はなくて、患者からもこういう治療を受けたいと言っていい。その両者で決めた治療を行っていくのが心療内科です。精神科は強制的に薬を投与することもあるけれど、心療内科は違う。あくまで両者が相談してきめるべき」
とのことでした。
なんかすげーいいことおっしゃいますね。。。
あと、自立支援医療についても説明されました。特に学生で経済的に負担が大きい場合、役所に申告して本人負担を1割にしてもらうことができる反面、自分は鬱病であると認識して社会に出なければならない。だから保険に入るときにちょっと問題にされるかもしれない、とのこと。「別に今すぐじゃなくていいから」だそうですが。
そりゃ支援は受けたいですが、ちょっとした事情がありまして、私は鬱になってはならんのです。さっさと治して、鬱だったことをなかったことにしたいくらいなのです。(ゴメンナサイ!これ以上の理由は言えません)
なので、公的支援は受けない方向で。や、これはまだ先生には言ってないけど。
「半年なんです。半年以内に治したいんです」って言ったら、
「そうですね、3ヶ月を治療のめどに、そして残り3ヶ月で薬を少しずつ減らして、半年後には薬からも脱却しましょう。この冬をうまく使って。…なんといっても後輩だしね★早くよくなってもらいたい」と。
あああ…長かった氷河期が終わるわけですね。
ちょっとだけ、未来に希望が見えました。
それが医療ってものなのでしょうか。この先何が起こるか分からなくても、医者の一言に患者は救われますよマジで。
ちなみに高校時代に使ってたアモキサン、普通は75mgのところを10mgで済ましているのに、3ヶ月で寛解に持ち込んでました。なんという回復力…当時の自分の治癒力を評価してやりたい。
「でも今はこの量だと難しいだろうね…薬が増えると、朝晩飲まなきゃならなかったり、結構面倒になるよ」
…やっぱり2度目ですから、1度目のようにはいかないわけですね。ハイ。なのでしばらくパキシルで様子見です。
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