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家族ごっこ

2008-09-10 08:48

明らかに私に対する態度が変わった母親に、ついに私も理由を問いただしました。
私の自傷行為の所為であると分かっているとはいえ、だからやめますなんて言えるものじゃないし。このまま気詰まりな同居を続けていたら互いに、余計にストレスを感じそうだし。

母親は一言『親としての自信もないし、人間としてあなたにどう接していいか分からない』
と言いました。
それは精神疾患だから!?と私が半キレ気味に言ったんですが、どうやらそうではなく。

自分の前では明るく振舞うくせに、陰で自傷行為を行っているのが許せないと。
自分の目の前にいる娘が、本当の娘の姿ではないことにショックを受けた、と言うのです。

かつて、「私はあなたの100%を理解しているとは思わないし、理解できるとも思わない」と言った人が、です。

それが親というものなのか。
母親は私に、「あなたも親になったら分かる」というものですから私は「親になる気は一生ない!」と即答しました。私が子供を作りたくない理由はいろいろあるのですが、まあ一言で言えば誰かのために自分の人生を捧げるなんてまっぴらごめんなんです。しかも子供は大嫌いと来た。母性本能が、私には足りないと言うことでひとつ。青臭いと思われる方もいるかもしれない。けれど今の私は、親になる気は全くありません。

精神疾患だからではなく、子供が病気になるのはすべて自分の所為だと考えるのが親だと母親は言います。
風邪をひくのも、頭痛がするのも、おなかが痛くなるのもすべて親の所為。
親って、そこまで子供の人生を背負い込まなきゃいけないものなんでしょうか。私には分かりません。
ただ、それは逆に言えば子供が自分の思うように『健康でいない』のは自分の所為だと責めているわけで、結局子供が自分の思い通りになっていないことが不満なんじゃないかと思いました。
母親はもともと支配欲が強く、私は彼女の望むように振舞ってきたつもりです。だからそれが増長されたのか。
だとしたらそれは親のエゴだと思いました。

エゴだと馬鹿にするならすればいい、軽蔑でもなんでもしたらいい、と母親は開き直りました。
親としてではなくても、自分を追い詰める辛さは私だって知っています。その辛さから逃れるために、効果は一時のものと知りながら私は剃刀に手を伸ばし、母親は「追い詰めて当然」と開き直った。けれど開き直ることは、甘んじてその辛さを受け入れることでしょう。母親は自分を責めて、それが親として当然の姿だと、もう1人の自分に納得させているのではないかと思うんです。ある種の自己陶酔。
それを見た娘が、自分が病気になったせいだと、また自分を責めることなど知らない。
そこに、負のループがあるような気がしました。


私は言った。
親の前で私という人間を全て曝け出さなければならないのか。せめて母の前では元気に振舞うことで、たとえエネルギーは使っても、抑鬱気分を一瞬忘れられるのなら、自分は普通なのだと錯覚できるのならそれでいいじゃないか。


母親に自分の弱みを見せなくなったのは、いつの頃からか。
高1のとき、すでに私は自分が母親の前で演技していることに気がつきました。
健常者としての演技に、次第にボロが出るようになったのは、まあ私の力不足だった。
私のエネルギーが枯渇していなければ、きっとあのまま楽しい家族を演じ続けられるはずだったのに。
まあ、それは病気のせいだから仕方ないか。


母親は、つまりあなたは私の前では元気な振りをする。だった自分も、落ち込んでいる姿は見せないで、あなたの前で元気な振りをする。そうやって、楽しい家族ごっこができればいいのね、と言った。


結論を言うと、そう。
母親には悪いと思うし、負担になるだろうとも思う。けれど私が望むのは、それでした。
本音なんて言う必要は無い。ただ一緒にいて、気詰まりなこの状況をなんとかしたいだけ。
明日から楽しい家族ごっこにつきあってください。



きっと、母親がここまで自分を責めたのは、誰にも悩みを相談できなかったからでしょう。
私と同じで、他人に弱みを見せられない人。自分の母親(つまり私の祖母)にすら気を遣い、祖母に会いに行くのが億劫だという人。甘え下手で、孤独。ずっと独りで生きてきただけに、全てを自分で抱え込んでしまう人。
私は、自分が彼女の血を引いていることを強く感じました。

再発性の鬱を近親者に持つ人間は、そうでない人間より鬱になりやすく、またそれは再発性であることが多い。私は彼女が、いつか私と同じになるような気がして、怖いのです。


楽しい家族ごっこは一時の幻想にすぎないのでしょうか。
いずれ彼女に歪みが生まれるのでしょうか。
かつて、私がそうであったように。


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