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社会医学から見た過眠

2010-05-06 15:24

今日は大学の講義が『睡眠医学研究の展望』だったので、先生に質問してきました。

『睡眠障害を抱えた人間は、社会においてどう生きればいいのですか』

過眠や不眠に悩む方は、鴫野だけではないと思います。鴫野はずっと自分を過眠症と思ってきましたが、どうやら過眠症というよりは、元来の体質に加え、薬剤によるもののほうが大きかったようで。薬を調整して、なんとかこうやって大学に行っております。

でもですね。
寝ちゃうのですね。
居眠りが研究室で問題になり、仮配属中ということもあって「君は別の研究室を選んだほうがいいかもしれない」とまで言われている鴫野です。で、考えて出した結論は、この研究室に配属されないなら休学する、ということでした。
教授は、私の病気のことも、薬のことも、全部知っています。でも理解することと、特別扱いすることは違います。病気だからといって君を特別扱いはできないと言われましたし、仕方がないと思っています。

前置きが長くなりましたが、鴫野の例はほんの一例に過ぎない気がします。もっとほかにも睡眠でお悩みの方は多いかもしれない。それは、夜眠れないことよりも、昼に眠りすぎてしまうことのほうが、社会的に問題が大きい気がするのです。乱暴な言い方をすれば、夜眠れないなら睡眠薬を使うことが出来ます。でも、昼に眠りすぎる人間は、カフェインを摂る以外にないのですよ、方法が。ナルコレプシーなど一部の病気では中枢刺激薬の使用が認められていますが、そうでない人間は薬剤に頼らず、自分で工夫するしかないのですよ。

先生の回答はこうでした。

『まず、睡眠障害にいきつく前の段階で、それを適切に治療し、処置しなければならない。そして、睡眠障害になってしまった場合は、まず治療を優先し、社会生活が送れるようにしなければならない』(要約)

正論です。
正論ですが、それが社会なんだと痛感しました。
言っては悪いが、病気にはなったものが悪い。役に立たないものは必要ない。それが社会です。その社会に適応していくために、ひとは努力するのでしょう。
睡眠障害だから、と社会は患者を切り捨てられます。捨てられないためには、自分で予防するしかないし、自分で治癒させるしかないのです。社会医学として睡眠の重要性を説く授業だったのですが、私は最後になって、少しだけ納得しきれないものを感じました。



先生、治療を優先させようとすると、社会がそれを阻むんですよ。
その点について、社会医学の見地から、先生のご意見をいただけませんか?

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プロフィール

HN:
鴫野
性別:
女性
職業:
学生
趣味:
映画鑑賞、読書、落書き
自己紹介:
白い巨塔の財前先生を追いかけ続ける学生。田宮二郎様ラヴ。そんなわけで、割と古い映画が好きです。時々落書きしています。カテキョのアルバイトをしています。

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